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「すずらん会」スタート2025.06.01
石川警協女性部会
石川県警備業協会(上田紘詩会長)の女性部会が5月14日に発足した。名称は「すずらん会」、部会長に協会副会長の北原泉氏(アクロス警備保障代表取締役)が就任した。女性部会の発足は大阪、東京、福岡、岐阜、北海道、神奈川に続き全国で7番目。
「すずらん会」は、活動方針を▽警備業界における女性の確保▽職場環境の改善▽他都道府県女性部会との交流親睦――と定めた。定例会合を行い、協会活動の活性化や女性を取り巻く雇用と労働環境の改善、女性向けの警備業務や経営に関する研修会の開催などに取り組むとしている。
会員資格は、協会加盟社に所属する女性の経営者や経営幹部、警備員、事務職員など。
石川警協では近年、女性が経営する加盟会社は増えつつあるが、協会活動に積極的に参加する女性経営者は少数にとどまっていた。こうした中で女性経営者から「女性部会を発足させたい」との要望があり、理事会が承認。14日に金沢市内で初会合を開いた。
「業界をPR、活性化に」
石川警協女性部会「すずらん会」北原部会長の話
「警備業が課題と向き合う中、協会活動により多くの女性が参加してほしいと考えています。メンバーは経営者、警備員や内勤の事務職員、それぞれの立場で話し合って交流していきたい。
部会の愛称「すずらん」は、4月に来訪された大阪警協「ひまわり会」の方々からのアドバイスを参考にしました。
能登半島では現在、災害からの復興に取り組んでいますが、警備員不足は深刻です。女性警備員の雇用拡大など人材確保に関するPR活動を展開し、部会活動を警備業界の活性化と復興の加速につなげたいと考えています」。