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11月1日は「警備の日」2025.11.01
11月1日は「警備の日」――。記念日の制定から10周年を迎え、警備員の職業イメージや警備業の認知度を一層高めようと、それぞれの警備業協会の関係者によるキャンペーン活動が展開された。
東京警協 制服ファッションショー
東京都警備業協会(澤本尚志会長)は10月18日、世田谷区内のイベント会場で「Tokyo Security Fstival(東京セキュリティフェスティバル)2025」を開催した。
協会青年部会(髙橋橋克文部会長=高栄警備保障)を中心に約1年間、計画と準備を進めてきた。青年部会19人は新調した揃いのユニホームを着用、会場警備とスムーズな運営に努めた。
澤本会長はオープニングセレモニーで「イベントを通じて、安全安心に貢献する警備業についてよく知っていただき、『警備業で働いてみたい』と思うきっかけになればと思います」と呼び掛けた。
プログラムのメインは警備員制服ファッションショー「Security Runway」だ。金星とベスト、セフティ繊維、持田、モビメントコスモ、東京ユニフォームの6社提供の警備服姿の青年部会員とモデル女性が、壇上と客席の赤絨毯でポーズをとり、喝采を受けた。タレントの井口綾子さんが警備員姿で司会を務めて盛り上げた。
会場ではさまざまなブースが出展。子供用警備服を着て撮影できる「警備員なりきりキッズ」コーナーは、親子連れが列を作った。
警視庁玉川警察署と東京労働局も協力。警視庁は「全国地域安全運動・特殊詐欺被害防止キャンペーン」やパトカー・白バイの展示、警視庁音楽隊によるミニコンサートを行った。東京労働局はハローワークの人材確保・就職支援コーナーを設け、警備業関連イベントを紹介した。
髙橋部会長の話 多くの方々が立ち寄り大盛況で有り難いです。青年部会はイベント成功に向けて一体となり貴重な知見を得ることができました。今後も取り組みを積み重ねていきます。
神奈川警協 出陣式でPR活動
神奈川県警備業協会(岩野経人会長)は10月10日、横須賀市内で開催された「安全・安心まちづくり旬間出陣式」に参加した。
防犯活動の活性化と防犯意識の向上を目的とするイベントで、協会から湘南支部(神崎貴之支部長=シンエイサービス)、青年部会「神鴎会」(髙里憲悟部会長=アスカ)、女性部会「ポラリス」(平林尚子部会長=神奈川警備保障)の計20人が参加。
出陣式では、神奈川県・竹之内信尋くらし安全防災局参事監、神奈川県警察本部・有原馨生活安全部長、横須賀警察署・小林仁志署長、協会の齊藤正則副会長(ニッセン)が登壇した。
自主防犯活動として県が推進する「ながら見守り活動」に関するトークショー、アトラクションなどが行われて会場は盛況となった。協会の参加メンバーは、多数の来場者に向けて「警備の日」をPRした。災害時に役立つ携帯トイレなどのグッズと広報チラシなど数百セットを手渡して警備業をアピール。受け取った来場者の中には「警備の日」に関する話に熱心に耳を傾ける人の姿も見られた。
齊藤副会長は、活動を振り返って「湘南支部、青年部会、女性部会の皆さんが一生懸命に呼び掛けたことで、警備業に関心を向ける方々は増えたことと思います。『警備の日』が地域に一層広がってほしい」と述べた。
静岡警協 街頭キャンペーン
静岡県警備業協会(池端常雄会長)は10月11日、県警察と連携して静岡駅コンコースで行われた「地域安全運動」街頭キャンペーンに参加した。池端会長、警備会社(ALSOK静岡、鈴与セキュリティサービス、セコム静岡本部、全日警静岡支社)の制服警備員、青年部会員ら12人が参加、警察官や県警マスコットキャラクターとともに詐欺被害の防止を広報し、「警備の日」をPRした。
静岡県警察本部・高橋直人生活安全部長は「最近はニセ警察詐欺などが多発しており、詐欺被害の防止、子供や女性を狙う犯罪の防止を広く県民に呼び掛けましょう」とあいさつ。池端会長と警備員は、駅の乗降客や通行人に「警備の日」「地域安全運動」のパンフレット、携帯トイレ、非常用ブランケットなどのセットを手渡し“警備業に対する理解と協力”を呼び掛けた。
池端会長は「警察と連携して防犯啓発を行うことで、警備業が地域社会の安全安心に貢献していることをアピールする良い機会になりました」と話した。
「制服姿がかっこいい」などと話す親子連れやマスコットキャラクターと記念撮影を行う人たちもいて効果的な広報活動となった。
