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クローズUP

総会始まる2016.5.21

鹿児島警協/新潟警協/栃木警協/東京警協多摩地区/神奈川警協横浜東支部・湘南支部・横浜北支部・西湘支部

いよいよ総会シーズン。慢性的な人手不足や社会保険未加入問題など課題山積の中、各県警協はどのような舵取りをしていくのか。

春の叙勲 富澤静雄氏(静岡警協会長)が
旭日双光章を受章2016.5.21

「天皇陛下への拝謁は“感激”のひと言だった」――平成28年春の叙勲で旭日双光章を受章した富澤静雄氏(75、静岡県警備業協会会長=中央防犯取締役会長)は5月11日、都内で開催された勲章伝達式にみち代夫人と出席。勲記は同席の旭日双光章受章者を代表し受領した。その後、皇居に移動して天皇陛下に拝謁した。富澤氏は心境を、冒頭の言葉に続けて次のように述べた。

「受章は警備業界を代表して頂いたと思っています。今後ともこの叙勲に恥じぬよう、業界の発展のため微力ながら尽くしていきたい」。

富澤氏は、昭和44年「中央防犯研究所」を設立。同47年に株式会社に改組、代表取締役に就任した。同62年「中央防犯アクトサービス」設立、平成17年に現在の「中央防犯」に社名変更して現在に至っている。

警備業界では、昭和59年静岡警協・理事就任。平成4年同副会長、平成23年同会長就任した。

平成11年藤枝商工会議所副会頭、同16年会頭、同22年顧問に就任し、地域の発展に貢献している。

昭和57年、地域スポーツで社員の連帯感を高める目的で「中央防犯サッカー部」創設。平成5年ジャパンフットボールリーグ1部に昇格し「中央防犯FC藤枝ブルックス」と改称。要請を受け福岡市にホームタウンを移し「アビスパ福岡」に改称、代表取締役会長就任。同9年チーム拡張でJリーグ参戦を機に会長を退任。

セコム新社長に中山氏2016.5.21

セコムは5月11日、前田修司会長(63)と伊藤博社長(64)が退任し、日銀出身の中山泰男常務(63)が社長に就任する人事を発表した。同日開かれた取締役会で前田会長が解職され、伊藤社長も行動を共にしたことを受けての社長交代となった。両氏は同日中に新設の特別顧問に就任した。

記者会見した中山新社長は「2人(前田会長、伊藤社長)の経営姿勢では、コーポレートガバナンス(企業統治)の徹底ができず、中長期的な成長が望めないおそれがあったため。とくに前田会長は強力なリーダーシップを発揮し業績を残したが、その一方で社内では自由闊達な議論をする気風が失われつつあった」と説明した。

こうした状況から「指名・報酬委員会」(外部役員を含む)は、前田氏に退任を促したが、同氏が難色を示したことから、やむを得ず取締役会で解職が決議された。創業者の飯田亮取締役最高顧問は、今回のトップ交代人事に賛同していたという。

中山新社長は「事業戦略の大きな変更は考えていない。社内に自由闊達な空気を醸成し、経営陣は現場の意見を聞いて、新商品・新サービスを生み出していける仕組みを作っていく」と決意を述べた。

新体制での各取締役の所管については、6月24日に開催する株主総会後の取締役会で正式決定する。