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真夏の五輪 難しい警備2018.11.11

岩下局長講演

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の岩下剛警備局長が記念講演を行い、東京五輪での警備について説明した。今回は前回大会と比べ競技数など大会規模が2倍となっているのに対し、日数は前回とほぼ同じで、更に熱中症の恐れがある真夏の開催となるなど警備が難しい大会だとした。

大会競技施設を集約した「オリンピックパーク」が存在せず、会場ごとにスクリーニング(手荷物などのセキュリティーチェック)をする必要があることも警備の難しさに挙げた。会場の多くが都心部にあるため、検査場所や多くの観客に検査を待ってもらう場所の確保が難しいためだ。

会場ごとに不正侵入を防ぐ境界線を設ける「ペリメーター警備」も、高さ3メートル以上のフェンスを総全長10キロメートル超に渡り設けるなど、12年ロンドン大会の2倍の規模になるという。

一方で関係者入場に顔認証システムを採用、従来の2.5倍の速さかつ正確に処理できるなど最新技術を活用するとした。

教育功労者、警備員を表彰2018.11.11

1日に2件詐欺防ぐ

警備の日全国大会では、2017年7月から18年6月末までの1年間に開かれた特別講習講師研修会などに技術研究専門部員として社員を積極的に参加させるなど教育事業に多大な貢献をした企業や個人を表彰する「教育活動特別功労表彰」、人命救助や初期消火、容疑者確保など顕著な功労があった模範となる警備員に対する表彰が行われた。