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クローズUP

「スリーアギトス」登場2021.09.01

パラ大会に警備員11万人

「東京2020パラリンピック競技大会」が8月24日、開幕した。9月5日までの期間中、22の競技が東京、埼玉、千葉、静岡の1都3県19会場で行われる。

警備は五輪同様、警察などとともに全国の民間警備会社553社による共同企業体「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会共同企業体」が担当。従事する警備員は約11万人に上る。

開幕に先立つ8月20日、東京都港区内の都立お台場海浜公園近くの海上に、同11日に撤去された五輪のシンボルマーク「ファイブリングス」に代わり、パラリンピックのシンボルマーク「スリーアギトス」が登場した。

スリーアギトスは鋼製で、横23.4メートル×縦17.5メートル×幅2メートル。パラリンピック競技大会終了まで設置される。

日本パラリンピック委員会によれば、「アギト」とはラテン語で「私は動く」という意味。困難なことがあっても諦めずに、限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表現している。赤・青・緑の3色は、世界の国旗で最も多く使用されている色ということで選ばれた。

ファイブリングス、スリーアギトスともに、東京2020大会を盛り上げるために都が、大会の象徴的な場所ということで付近に競技会場が数多くあるお台場に設置。ファイブリングスは当初、2020年1月24日に設置されたが、コロナ禍による大会1年延期を受け同8月に一時撤去してメンテナンスを行い12月に再設置された。

20年1月にファイブリングスが初めて設置された際は、多くの関係者を集めたセレモニーや記念花火の打ち上げなどが行われた。しかし、20日のスリーアギトス設置では新型コロナ感染拡大を受け、見物客が集まることによる「密」を避けるために事前の広報も当日のセレモニーなども行われなかった。

「災害に懸念」9割超2021.09.01

防災意識と行動を調査

セコム(東京都渋谷区、尾関一郎社長)は8月18日、「防災に関する意識調査」の結果を公表した。10回目の今回は、台風や集中豪雨、大規模土石流などの自然災害により近年、各地で甚大な被害が発生していることなどを受け、防災に対する意識と行動の差に着目した調査が行われた。調査対象は、全国の20代以上の男女500人。

「今後、災害の増加や被害が拡大する可能性があると思うか」との問いには、「そのように思う」35.8%、「どちらかといえばそのように思う」54.8%と、災害増加や被害拡大を懸念する人は2012年の調査開始から初めて9割を超えた。

一方で、防災対策については、「している」51.6%と「していない」48.4%がほぼ同数で、災害に対する意識が行動に結びついていないことが浮き彫りとなった。

実施している防災対策では「食料・生活用品の日常的な備蓄(ローリングストック)」と「非常持ち出し袋の用意」が、ともに6割以上だった。しかし「ハザードマップなどで危険エリアや避難場所を確認」は5割を下回った。

防災対策をしない理由は、「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから」が最も多く50.8%だった。

特集ワイド 改正航空法施行へ2021.09.01

航空機搭乗前の「保安検査」を旅客に義務付けた改正航空法が6月4日成立し、年度内に施行される。ハイジャックやテロ防止が主眼だが、これまで法的根拠がなかったため、保安検査員(警備員)にクレームを付ける旅客が多かったことも今回の改正理由に含まれている。トラブルに頭を悩ませていた警備会社にとって期待は大きいが、実効性確保が課題。空港保安事業を手掛けるジェイ・エス・エス(齊藤正典代表取締役社長)に改正法への期待を聞いた。

セコム(東京都渋谷区、尾関一郎社長)は8月18日、「防災に関する意識調査」の結果を公表した。10回目の今回は、台風や集中豪雨、大規模土石流などの自然災害により近年、各地で甚大な被害が発生していることなどを受け、防災に対する意識と行動の差に着目した調査が行われた。調査対象は、全国の20代以上の男女500人。

「今後、災害の増加や被害が拡大する可能性があると思うか」との問いには、「そのように思う」35.8%、「どちらかといえばそのように思う」54.8%と、災害増加や被害拡大を懸念する人は2012年の調査開始から初めて9割を超えた。

一方で、防災対策については、「している」51.6%と「していない」48.4%がほぼ同数で、災害に対する意識が行動に結びついていないことが浮き彫りとなった。

実施している防災対策では「食料・生活用品の日常的な備蓄(ローリングストック)」と「非常持ち出し袋の用意」が、ともに6割以上だった。しかし「ハザードマップなどで危険エリアや避難場所を確認」は5割を下回った。

防災対策をしない理由は、「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから」が最も多く50.8%だった。