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クローズUP

ゼンコー 野球教室で親子に指導2025.01.21

リーグ優勝の女子チーム

ゼンコーグループ(埼玉県さいたま市、海野弘幸グループCEO)の女子硬式野球チーム「ZENKO BEAMS」は12月14日、所沢航空記念公園(埼玉県所沢市)で開催された「第3回埼玉baseballフェスタin所沢」(主催=実行委員会)に講師として参加した。

同チームは親子野球体験教室で、小学校低学年と未就学児、保護者を対象に柔らかいボールを使って打ち方を指導。参加した親子は、保護者が打ったボールを子供が追い掛け、2チームに分かれミニゲームを行うなど楽しい時間を過ごした。

ゼンコーグループは、女子力の必要性を感じて女子硬式野球の企業チームを2015年に創設した。24年にはリポビタン杯争奪プレミアヴィーナスリーグに9年目の参戦で優勝。企業と大学、クラブの12チームが3試合ずつ総当たりし29勝3敗1分けの好成績だった。

同チームはゼンコーグループ4社の1号警備・2号警備業務や管制業務などを担当する。「仕事一流、野球一流、人として一流」をモットーに業務と野球を両立。ゼンコーグループが主催する障害者イベント「パラスポーツ研修会」のスタッフとしても活躍するなど幅広い活動を行っている。

ゼンコー取締役常務執行役員で野球部部長の矢作憲一氏は「今年はリーグ戦連覇、今後は全日本女子硬式クラブ野球選手権と全日本女子野球選手権大会の優勝を目指しています」と話す。

安全優良職長 警備業から2人2025.01.21

厚労省が顕彰式典

厚生労働省は1月10日、「2024年度安全優良職長厚生労働大臣顕彰式典」を都内で行った。警備業からは、大勝雄一さん(東京工事警備東京総支社)と村松裕二さん(綜合警備保障岡崎支社)が受賞した。

この顕彰制度は1998年度に創設された。高い安全意識を持ち、適切な指導を行ってきた人を顕彰している。▽職長(警備隊長など)の実務経験が10年以上▽職長として担当した現場・部署で過去5年以上、休業4日以上の労働災害が未発生――などが条件となっている。

27回目となる24年度の受賞者は111人。式典では安藤高夫厚労大臣政務官から顕彰状が授与された。

大勝さんは7月で入社30年。電気工事などに伴う警備業務の統括管理を行っている。警備員の労災防止が、ユーザーや一般市民の安全確保につながるとして「チームワークを取り、『近道行為』をしない」ことを特に呼び掛けてきた。受賞について「社を代表して、いただいた」と語り、「後継者を育てていきたい」と決意を新たにした。

村松さんは長年にわたって機械警備に携わり、隊長職を10年以上務めた。第一に考えてきたことは、現場へ駆け付ける隊員が受傷事故に遭わないこと。「危険は常に隣り合わせ」とし、あらゆるリスクを想定した準備の大切さを部下たちに伝えてきた。「受賞は大変光栄。今後も常に声掛けをしていきたい」と力を込めていた。