警備保障タイムズ下層イメージ画像

クローズUP

やりがい・魅力を訴える2022.10.21

千葉警協青年部会 ハローワークで警備PR

千葉県警備業協会(加藤智行会長)の青年部会(岩渕克人部会長=エムサス)は9月28日、ハローワーク千葉(千葉市美浜区)が開いた「建設・警備・運輸のしごとを“知る”セミナー」に参加、求職者に警備業の魅力をPRした。セミナーは、警備業や建設業など人手不足が顕著な業種への入職促進を目的に開催したもの。求職者約30人が参加した。

警備業からは、千葉警協青年部会の活動グループの一つ「経営戦略・雇用促進グループ」のグループリーダー・大村太一氏(タイヨー)と同メンバーの佐々木善司氏(泰和建装)が出席。大村氏は、同青年部会が作成した警備業務や警備会社入社後の「職業生涯モデルプラン」を記したリーフレットを用いて警備業を紹介した。また、自らの経験を元に警備業という仕事の“やりがい”などを求職者に熱く語った。

警備業紹介には、東京都警備業協会が製作した警備業紹介DVDの放映も行われ、求職者は興味深げに画面に見入っていた。

セミナー受付時には、「警備の日」をPRするチラシやポケットティッシュも配布、警備業への理解促進を呼び掛けた。

千葉警協青年部会は2015年に総務委員会の附置機関として発足。現在は若手経営者など19人の部会員が「経営戦略・雇用促進」「労災・安全衛生」「社会貢献活動」の3グループに分かれて調査研究や研修、部会内外との交流会などを積極的に実施している。

適当な 価格転嫁で 未来を築く2022.10.21

11月は下請取引適正化推進月間

中小企業庁と公正取引委員会は毎年11月を「下請取引適正化推進月間」に設定、下請取引の適正化に向けた各種取り組みを行っている。今年度の月間キャンペーン標語は「適正な 価格転嫁で 未来を築く」。

特に今回は、7月に下請中小企業振興法に基づく「振興基準」が改正、年1回の価格交渉や威圧的交渉の禁止などが盛り込まれたことから、同基準の周知などにも集中的に取り組む。

警備業では、全国警備業協会(中山泰男会長)が振興基準改正などを受けて「適正取引推進等に向けた自主行動計画」を9月に改訂。同計画の活用を呼び掛けているところだ。

月間中、中企庁は公取委と連携してオンライン(適正取引支援サイト)で親事業者の下請取引担当者などを対象に、下請代金支払遅延等防止法や下請中小企業振興法の趣旨・内容を周知する。中企庁独自の事業では、適正取引講習会(テキトリ講習会)の開催や、中小企業が抱える取引上の悩みに専門の相談員や弁護士がアドバイスを行う「下請かけこみ寺」(全国48か所に設置)の利用促進を図る。

公取委は、下請代金支払遅延等防止法に関する考え方などを分かりやすく示した「下請取引適正化推進講習動画」を配信するほか、独占禁止法上の優越的地位の濫用規制の基礎知識などを習得するための「基礎講習」、具体的な事例研究を中心とする「応用講習」などを実施する。また、取引先からのしわ寄せを受けやすい中小事業者から相談を受け付ける「不当なしわ寄せに関する下請相談窓口」(フリーダイヤル0120―060―110)を設置している。受付時間は土日祝日・年末年始を除く午前10時〜午後5時まで。

特集ワイド 冬イチオシ警備服2022.10.21

警備服は機能性・デザインともに大きく進化している。思わず「着てみたい」と思わせるラインアップは、業界の課題である人材の確保と定着にもつながるはずだ。秋が深まり衣替えの季節を迎え、警備服メーカーを代表して金星、ベスト、セフティ繊維の3社がピックアップした、この冬イチオシの警備服を紹介する。

金星 「高級指向」「動きやすさ」

金星(東京都千代田区、石井一史社長)は、新しい警備イメージと高い機能を併せもつ制服の企画開発に力を入れている。

1号警備用の「YWCアルファダブルコート」は、チェック柄を採用するなど“高級指向”のコンセプトのもと作られている。開襟・首元への風を防ぐ詰襟の2パターンで着用可能だ。色はダークネイビーのほかにベージュ、ティールグリーン、ボルドーの4色がある。サイズにより1万7000円〜1万8000円(税別)。

2号警備用の「FWB冬ブルゾン」は、スポーティーなデザインと抜群のストレッチ性、軽さが特長。首まで包み込むデザインで暖かい。装備品を取り出しやすいファスナーが腰部の左右2か所に付く。色はブルー×ブラックのほか、グレー×ブラックがある。サイズにより7100〜8100円(税別)。同ブルゾンには「BWP冬DCズボン」を合わせてほしい。裏起毛生地で暖かさをキープし、裾絞り仕様で冷気の侵入を防ぐなど高い保温性を持つ。センターステッチで形状をキープする。サイズで4400〜4800円(税別)。

営業部の上野直哉企画部長は「1号警備向けコートは、着用する警備員だけでなく、警備する場所や建物のイメージアップにもなります。2号警備向けブルゾンは、動きやすさを追求した新コンセプト商品。スポーツウェアの要素を取り入れた斬新なデザインと機能性、ストレッチ素材による高い快適性を実現しました」と話す。

▽問い合わせ先 金星 電話 03―3511―8441

ベスト スマートに着用

ベスト(東京都文京区、久保達也社長)は、夏場の熱中症を防ぐ「空調服」を2015年から販売を開始、広く採用されている。ストレッチ素材を使った「ストレッチパンツシリーズ」は夏用・冬用があり一年を通じて好評だ。細身でスマートなシルエットと快適な作業性の両立を目指した商品だ。

1号警備用「冬ストレッチアジャスターパンツ」はシャツやジャケットと合わせやすいネイビーと引き締まった印象を与えるブラックのラインアップ。

2号警備用「冬ストレッチアジャスターパンツ(反射付)」はネイビーで、膝横に反射テープを付けることで夜間作業での視認性を確保する。

冬ストレッチアジャスターパンツは4700円、冬ストレッチアジャスターパンツ(反射付)は4900円(どちらも税別)。

開発部マーケティング課の染谷和秀課長は「パンツ左右のアジャスターの幅を従来の9センチから6センチと短めに変更したことでダブつかずスマートに着用できます。シャープなシルエットでも動きやすいです」と語る。

▽問い合わせ先 ベスト 電話 03―3943―5311

セフティ繊維 色あせしにくい生地

セフティ繊維(東京都台東区、武田昌雄社長)は、警備服の生地に高電子技術で開発された糸を使用し静電気の発生を防ぐ。

1号警備用の「グランブラック(シャツ、スラックス)」は原料段階で黒色顔料を投入し、混ぜ合わせることで高耐光・対摩耗性に特化した冬用警備服。特殊な染色工程を施し、色あせしにくい抜群の堅牢度(JIS8級以上)を持つ。裏綿二重織により保温性や肌合いも兼ねそろえている。シャツ・スラックスともに6500円(税別)。

2号警備用の「TRYコート(透湿防水防寒コート、パンツ)は、極寒期の雨・雪など自然環境の厳しさから身を守り快適性も併せ持つ透湿防水生地を採用(耐水圧1万ミリ、透湿度5万グラム/平方メートル)。蛍光オレンジ生地に加え、7センチ幅の反射テープを使用した視認性の高い防寒コートだ。TRYコート(フード付き)1万1500円、TRYパンツ5500円(どちらも税別)。

▽問い合わせ先 セフティ繊維 電話03―3842―8501