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セノン 杉並区と「包括連携」協定2019.10.11

安全安心、スポーツ振興に

セノン(東京都新宿区、小谷野宗靖社長)と東京都杉並区(田中良区長)は9月30日、杉並区役所内で地域活性化包括連携協定の締結式を行った。協定は(1)地域の安全安心(2)スポーツの振興(3)健康づくり(4)産業の振興(5)高齢者の支援(6)その他、地域の活性化及び区民サービスの向上――の6事項。双方の物資や人材を生かし連携して取り組む。

その一環としてセノンは今年、区民の健康増進や安全安心に寄与することを目的として、区内に次の3つの関連施設を開設した。

「セノンスポーツZERO」は周辺住民の健康増進に寄与するスポーツ複合施設(7月26日開設)、「セノンテクニカルセンター」はAIを活用した独自の警備技術を開発する拠点(6月17日開設)、「セノン杉並サテライト」はパトロール隊員をサポートする最新システムを導入した地域密着型の拠点(5月22日開設)。同社は今後、これらの施設を活用しながら協定内容の推進を図る。

小谷野社長の話 私自身、杉並区に生まれ育ち生活を送る中で、地域の役に立ちたい気持ちがあった。地域に根をはり、警備会社として心のこもった対応ができると確信している。

田中区長の話 地域の安全安心、スポーツ、健康などの分野は相互に関連し合っている。セノンがこれまでに培った知見やノウハウを区民のために提供いただくことに期待している。

台風被災地で防犯パト2019.10.11

千葉警協 館山へ「支援隊」

9月9日未明に千葉市付近に上陸した台風15号は、千葉県内に大きな被害をもたらした。千葉県警備業協会(横倉健会長)は、特に大きな被害が発生した館山市に同協会「災害支援隊」を自主的に派遣、防犯パトロールを行った。8社が参加した。

活動期間は9月24日から10月1日までの8日間。午前10時から午後8時までの間、「災害支援隊」と記された腕章や夜光チョッキを着用した2人1組の災害支援隊員(制服警備員)が“青パト”や自社の警備車両で被災地域をパトロールした。

任務内容は、館山警察署からの情報提供を元に、(1)不審者を発見した際の声掛けと警察への通報(2)明らかに罪を犯したと認められる者の確保と警察への通報(3)火災のおそれがある状況を認めた際の初期消火活動と消防への通報――など。住宅が被害を受け、避難所に身を寄せる住民不在住宅への不審者の侵入防止、停電による暗い夜道での市民の事件・事故防止などに目を光らした。

期間中活動した警備員所属の8社は以下の通り。

▽MSK▽エムサス▽北総警備保障▽スワット▽日警保安▽コスモセキュリテイ▽サンエス警備保障▽タイヨー千葉支社。

また、同協会は加盟各社に「義援金」を募集。寄せられた義援金は310万円に上り、全額10月7日に県災害対策本部に寄付された。