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クローズUP

警備の日2025.11.11

大阪警協 「大阪まもる君」がPR

大阪府警備業協会(池田博之会長)は10月12日と28日の2日間、「警備の日」啓発活動を行った。

両日とも大阪警協のマスコットキャラクター「大阪まもる君」「大阪まもりちゃん」の着ぐるみが参加、活動を盛り上げた。

12日は大阪市港区の公園内で開催された地域イベント「第44回みなと区民まつり」にブース出展し、警備業をアピールした。池田会長をはじめとした役員、女性部会「ひまわり会」など6人が参加した。

ブースでは「警備の日」チラシのほか、防犯ブザーやクリアファイル、ポケットティッシュなどノベルティーグッズを配布して警備業をアピール。東洋テック(大阪市浪速区)の協力により借り受けた子供用制服の試着撮影会も行った。ブースには警備用資機材を展示し、刺股の使い方やAEDによる救命方法のレクチャーを実施した。

28日は、新大阪駅(大阪市淀川区)構内で警備業のPRを行った。大阪府警淀川警察署、淀川防犯協会と連携して防犯の呼び掛けも行った。協会会長と役員、青年部など15人が参加した。

活動前には池田会長があいさつし、参加者を激励した。駅の利用客に警備の日チラシとグッズのほか、特殊詐欺防止の啓発用チラシを配布して注意を呼び掛けた。

岐阜警協 園児の塗り絵を展示

岐阜県警備業協会(幾田弘文会長)は「警備の日」にちなみ、岐阜市内の「まどか幼稚園」「まどか南幼稚園」の園児に塗り絵を依頼した。全国警備業協会マスコットキャラクター「ガードくん&ガドワンくん」の塗り絵で、若い保護者に警備業を知ってもらうことが目的。園児たちが仕上げた塗り絵は約180点。同市内の大型スーパーマーケットに10月11日から20日まで展示され、多くの家族連れが訪れた。

10月15日には、幾田会長と青年部会員、女性部会「いちい会」のメンバーが「ガードくん」の着ぐるみとともにまどか幼稚園を訪問、感謝状の贈呈式を行った。ガードくんと触れ合った園児は「ふわふわで可愛い」と大喜びだった。

10月17日には、塗り絵を展示中の同スーパーマーケット出入り口で、幾田会長と青年部会、女性部会、事務局の19人が「警備の日」広報活動を行った。

岐阜南警察署による「全国地域安全運動」と連携。谷口満治署長と生活安全課員5人が「ストップ!万引き」「特殊詐欺防止」のチラシなどを配布する隣で協会関係者はPRに取り組んだ。

ライトブルーのポロシャツを着た青年部会員と赤いジャンパーを着た女性部会員は、協会のオリジナルイラストで作成した「のぼり旗」を持ち、来店する人にオリジナルチラシやティッシュペーパーを手渡してアピールした。

東京警協 優良警備員を表彰2025.11.11

461人の功績たたえる

東京都警備業協会(澤本尚志会長)は10月29日、2025年度の「優良警備員等表彰式」を都内で開催した。会員各社から推薦された警備員で、今回は「優良警備員賞」117人、「警備員精励賞」344人、合わせて461人を表彰し功績をたたえた。

優良警備員賞は、警備員精励賞を受けてから5年が経過し勤務成績が優良と他の模範と認められる者。警備員精励賞は、自社で2年以上勤務に精励し他の模範と認められる者と定められている。

澤本会長は、受賞した警備員にねぎらいの言葉を贈った上で、次のように述べた。

「受賞を機に誇りと使命感をより強固なものとして今まで以上に業務に邁進され、警備業に対する社会の信頼をさらに高めていただきたい。警備業界には時代の流れとともに新しい技術が取り入れられ、顔認証、画像解析システム、ロボット、AIなどの活用が進められている。しかし、いかに技術が発展しようとも警備品質の最後の砦は『人』であり、引き続き皆さまの活躍が大いに期待されています」。

受賞者を代表し、林大介氏(NXキャッシュ・ロジスティクス)が謝辞を述べた。

警備員表彰に先立ち、協会在籍50周年の2社「神近管財」「東京帝国警備保障」が「永年会員賞」を贈られた。

来賓として警視庁生活安全部・川原匡平生活安全総務課長、東京消防庁予防部・渡部亮防火管理課長補佐、全国警備業協会・黒木慶英専務理事が出席し、受賞者を祝福した。

特集ワイド 「警備の日」多彩に2025.11.11

「警備の日」(11月1日、2015年制定)にちなんだ活動が今年も全国各地で展開された。各都道府県警備業協会の取り組みは多彩で、地域を代表するイベント・大規模商業施設でのPR活動や、警察と連携した防犯対策の呼び掛けなどが行われた。人材確保が大きな課題となっているなかで各協会は、警備業のさらなる認知度向上やイメージアップを目指している。

栃木警協 「宇都宮餃子祭り」で広報

栃木県警備業協会(青木靖典会長)は11月1日、宇都宮城址公園で開催された「第25回宇都宮餃子祭り」で、「警備の日」PR活動を行った。広報啓発物品として大人用300セット、子供用150セットを来場者に配布した。

宇都宮は「餃子のまち」として広く知られている。同祭りは毎年この時期に開催され、多くの人出がある。栃木警協による祭り会場での広報啓発活動は昨年に続くもので、県警察本部と連携して行った。

大人用の配布物品は「11月1日は警備の日」と書かれたボールペン、クリアファイルや県警防犯アプリへのダウンロード、国際電話詐欺への注意を呼び掛けるチラシ。子供には各種警備業務の内容、装備品をイラスト入りで分かりやすくまとめたチラシや交通安全グッズを手渡した。

栃木警協青年部会の八下田達哉部会長(カルテック)は「受け取ってもらうことで伝わることがあると思う」と話した。

山形警協 警察と詐欺の注意喚起

山形県警備業協会(我妻壽一会長)は10月25日、天童市内の県下最大規模の商業施設で広報啓発活動に取り組んだ。「社会の安全・安心に貢献する警備業」をPRするとともに、買い物客に防犯対策を呼び掛けた。ハロウィーンにちなんだ活動も行い、子供たちにお菓子をプレゼントした。

県警本部生活安全企画課、天童警察署と連携して行ったもので、同協会からは青年部会員を中心に参加した。警備業と県警のマスコットキャラクター(計3体)が“共演”、イベントを盛り上げた。

防犯対策の呼び掛けでは、SNSを悪用した投資・ロマンス詐欺の手口を記載したチラシを配布。「送金を求めてきたら」「親しくなってもお金の話が出たら」「必ずもうかる」は全て詐欺と注意喚起した。国際電話詐欺の被害を防ぐため、国際電話の着信を止めることができる手続きも紹介した。

同協会は「マスコットキャラクターは子供たちに大人気だった。(ショッピングモールで行われていた)ハロウィーン商戦に合わせて、お菓子を配って広報したのは効果的だった」としている。

茨城警協 警備員たたえ、安全宣言

茨城県警備業協会(鴨志田聡会長)は11月4日、水戸市内で2025年度の「警備業表彰式」を行った。

警備業教育関係功労者で1人、警備員指導育成等功労者で3人、優秀警備員(継続勤務30年以上)で5人、優良幹部(同10年以上)で14人、優良警備員(同3年以上)で49人の計72人を表彰した。

鴨志田会長は受賞者をたたえ、「時代の変革に対応し、業務に一層精励していただきたい」と期待を込めた。

受賞者を代表して、警備業教育関係功労者の表彰を受けた本田信明さん(新安全警備保障)が「身に余る光栄」と謝辞を述べ、「使命感を忘れず、懸命に努力していく」と決意を新たに語った。

同日は「労働安全衛生大会」も行い、ポスター入選作品を表彰。「良好な職場環境を高い次元で整備し、労働災害による犠牲者を1人も出さない」とする大会宣言が読み上げられた。

大分警協 見て触れて「資機材」体験

大分県警備業協会(但馬英二会長)は10月26日、大分市内の大型商業施設で、警備業務用資機材の展示や子供用警備服のコスプレ撮影会を実施した。

警備業を身近に感じてもらえればと企画したもの。資機材は交通誘導信号機、誘導灯、トランシーバー、金属探知機などを展示した。多くの市民が来場し、見て、触れて体験した。

コスプレ撮影会では、展示の中から気に入った子供用警備服を着てもらい、記念撮影を楽しんでもらった。

広報用物品としてエコバッグ、反射バンド、クリアファイルを300セット用意。訪れた人に配布した。

但馬会長は「休日で人出の多い商業施設で広報活動ができた。子供用警備服は思った以上に、試着していただいた。今後も機会あるごとに活動していきたい」と話した。

長崎警協 街頭で広報と清掃

長崎県警備業協会(冨野官会長)は10月31日、長崎市内の街頭で広報キャンペーンと清掃活動を行った。冨野会長と協会職員は黄色いベスト、青年部会員はオレンジ色の反射ベストをそれぞれ着用し、のぼり旗を立てて活動した。

広報キャンペーンは長崎を代表する商店街で実施。同協会が作成したA5判のクリアポーチや県警作成による詐欺被害防止のチラシなどを手提げ袋に入れ、道行く人に配布した。

清掃活動は当初、観光名所である「眼鏡橋」の周辺で行う予定だったが、雨天のため場所を変更。路面電車通りのアーケードで実施した。トングを用い、たばこの吸い殻や落ち葉、菓子袋などを拾い集めた。

同協会は「多くの県民や観光客と接する機会になり、効果的なPR活動になった」としている。